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まもなく不惑の女が惑いまくる様を記録する日記。

「安くて良いものを探す」VS「高くても良いものを買う」

夫は割と倹約家?で、「安くて良いもの」または「安くてそこそこのもの」を選択することが多く、何か買おうとするとまずは100均で探し、良いのが無ければAmazonで探す、ということが多い。

一方私は、見栄っ張りなこともあって安っぽいものがあまり好きではなく、何なら高ければ高いほど質も良いと思っている(思い込んでいる)。出せる範囲の金額であれば、多少高額になっても構わないタイプ。

しかし私は相手に合わせる傾向もあるので、夫と付き合うようになってから、「安さ」をそれなりに重視するようになってきた。また、これまで散財傾向だったのは、「独り身だし、使えるうちに自分にお金を使ってしまおう」という思いもあったからなので、めでたく独り身ではなくなった時に、自発的に気持ちを切り替えていた部分もあった。

安くて良いものを見つけると、すごくお得な気分になり満足感が高い。安くて良いもの探しは楽しい。しかし、何をもって「良いもの」と判断するかの個人内基準は、簡単には下がらないようで、じわじわと、「やっぱり安かろう悪かろうなんじゃないの…?」という気持ちになりつつある。

先日、愛用していたホーム用プロジェクターが壊れた。夫と出会う前に購入し、今は廃盤となっているが、当時5万円以上した台湾メーカーのモデルだった。サポートにメールしたら、「多分修理。2万5000円以上かかる」との返信。夫に報告したところ、すぐにAmazonで検索し、「多分これが良いと思う」と中国メーカーの、2万円ちょっとで、評価も高いプロジェクターを見つけてきた。私も評価を確認し、それを購入してみたんだけど、正直ちょっと後悔している。

まずはデカい。前のプロジェクターは手のひらサイズだったが、今のは広辞苑サイズ。次に壁からの距離。壁から結構離さないと大きく映らない。前のは壁から1メートル以内でもそれなりのサイズになっていたのに、今では普段自分達が座っている位置にプロジェクターを置かないといけない。最後に鮮明さ。壁に対して垂直の位置に置かないと、画面の端の方がピントが合わない。サイドテーブルの上に、家の中で散らばっていたいろんな箱を積み重ねてその上にプロジェクターを置かないと、字幕はぼやけて読むのが大変である。

改めてAmazonの評価をちゃんと読むと「一台目には最適!」との声多数。一台目に割とハイクオリティなモデルを選んだ人には向かない、という評価は、見つけることができなかった。

今後は、自分の小遣いでいいから、高くても良いものを買おう。そう固く心に決めたのだった。