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まもなく不惑の女が惑いまくる様を記録する日記。

写真って正しくて残酷

5月に敢行したフォトウェディングの写真のデータが届いた。

もともと写真に撮られるのは好きではない。自分の顔や体型が好きではないから。それにもかかわらず、フォトウェディング前のダイエットはほぼせず、エステやらハイフやらで金の力に物を言わせ人の手に頼る方法で体をケア。そんなんだったので案の定、もらった写真では私の二重顎やら背中の肉やら二の腕の肉が、すっかり見事に写っていた。

夫は、私の顔の丸さとか腰回りの肉が好きらしく、ニコニコしながら「今日もまあるいねぇ」と言いながら腰肉をつまむ、というのが日課なので、「自分の顔は丸い」ということは知識として知っていたけど、本っ当に丸くて、全力の笑顔だと頬肉が盛り上がり鼻が埋まっていて、こんなに丸いのか…と軽くショックを受けた。

ショックを受けることは予想していたのに、なんでダイエット頑張れなかったんだろう。「自分は所詮こんなもん」という諦めの気持ちがあったのだろうか?あるいは、夫に出会い、自分にとってのコンプレックスをむしろ好まれ、多少肉付きが良くて丸顔の自分でもまぁ良いか…と思うようになってきていたのかもしれない。

夫は、私とは真逆の体型で、痩せているし、面長で、鼻も高い。そんな夫の顔や体型、私は好きなんだけど、夫は夫で写真を見て、「こんなに鼻がでかいとは思ってなかった…ショック」とつぶやいていた。私にとってはそんなにでかくもないし、むしろ鼻筋が通っていて羨ましいんだけど、本人にとってはそうではないらしい。夫が私の丸顔を好むのと真逆なことが起きている。コンプレックスって難しいし、面白いなと思った出来事だった。