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まもなく不惑の女が惑いまくる様を記録する日記。

いくつになってもちょっとした夢は叶えられるのだなぁ

中学生頃から親に対する嫌悪感が強く人に相談しない子どもになり、高校生の時には対人関係で失敗して他者に対する防衛が強くなり、大学進学に伴い一人暮らしをする中で一人悶々と思考を巡らせ色んなことをこじらせたせいか、「隙がない」とよく言われるような人間になった私は、恋愛偏差値が皆無でなかなか彼氏ができなかった。更に、そもそも誰かを好きになるのが10年に一人くらいのペースだったので、成就する確率が低すぎた。よりによってすでに彼女がいる人を好きになってしまったり、うまくいかなくても気持ちを引きずってしまって、なかなか次の恋愛に進めなかったり。

そんなわけで、大多数の人が青春の頃に経験していると思われる様々なことを、私は経験していない!(急な逆ギレ)

これはもうほんと、私としてはとても恥ずかしいことで、ますます自己評価を変に下げるこじらせの原因となっていた。こじらせの悪循環。悪夢。

もうジタバタしてもしゃーないと思い、やりたいことを楽しむ生活をしていたら、僥倖としか思えない今の夫との出会いがあり、逃すまいとする私の圧もあって結婚に至ったのがちょうど去年の今頃。

夫の存在のおかげで、夢だった「パートナーとの旅行」「パートナーとの温泉」「パートナーとのクリスマス」「パートナーとの初詣」などは着々と実現しており、先日ついに「パートナーとの花火大会」も実現…!嬉しすぎて小躍りする私。

今住んでいるマンションは個人経営のこじんまりマンションで、オーナー一家も在住なのだが、屋上があり、花火大会の日だけ解放される。屋上からは花火を真正面から見ることができるという、すんばらしい環境。しかし、これまでは友人とだったり、あるいはそもそもスルーしたりして、この地の利を存分に味わうことができていなかった。

しかし!!今年は!!違う!!

夫、あり!!!

念願だった「パートナーとの花火大会」を実現できたことや、このマンションに住んでいる者だけの特権をようやく夫にも味わってもらうことができたのがめちゃめちゃ嬉しくて、1時間で缶ビール3本あけた。

肝心の花火は非常に美しく、ラストスパートの畳み掛け花火では何だか涙が出てきてしまった。

思いのほか夜風は涼しく、寒さに凍えながら花火を見ていたので、終わったらすぐに退散。部屋でゴロゴロしていたらいつの間にか寝てしまい、夫に「風邪ひくよ」と起こされる始末。余韻も何もあったものではなかった。

そして、朝起きたら、私ではなく夫が風邪をひいていた…。まもなく結婚記念日なのだが、夫とは家庭内別居状態である。