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まもなく不惑の女が惑いまくる様を記録する日記。

「仕事を辞めたい病」が治らない。

仕事を辞めたい。

そう思いながらも働き続けている人は、世の中にごまんといるだろう。私もその一人である。

私の仕事はどちらかというとマイノリティな分野で、専門的な知識が必要だ。学費を親に払ってもらって資格を得て、無事資格を活かせる仕事につけた。資格を取得することも、仕事に就くのも、割と大変だった。それなのに、なぜ、辞めたいのか。

ひとつ。感情労働でしんどい。

ふたつ。頑張っても報われないことが多い。

みっつ。お客様のサンドバッグになっている気がすることがある。

よっつ。人の不幸ばかりと出会う。

いつつ。長く勤めれば勤めるほど、難易度の高い仕事や担当を任されて、負担が増えるばかり。

むっつ。上記の困難さに対する自分自身の耐性が、この仕事を続けるには弱い。

むっつめが、一番の問題なのではないかと思う。つまりは自分自身の問題だ。

同僚たちも恐らく同じような体験はしていて、それぞれ苦悩を感じることもあるのだろうが、それでもこの仕事が好きだったり、やりがいを感じていたりするように見える。一方私は、前はやりがいも感じたこともあったけれど、最近は辛さの方が優ってきて、この仕事が好きかどうか分からなくなってきた。

もともと今の仕事、持っている資格に興味を持ったのは、「母のような大人になりたくない」という思いからだった。つまりあくまでも自分のため。「自分のような思いをする子どもを減らしたい」という思いもあったけど、それも結局は子どもの頃の自分を救うため。そんな思いから資格取得のために学び始めて、学び始めたら学費も結構かかるし何だか後に引けなくなって、今更別のルートに変更して就職するのもイメージがわかなくて、とりあえず、とりあえずでずるずると来てしまった。

そんな経過を思い出し、だから今辛くなってるんじゃないの?と気づいた。お客様のためじゃなく、自分のためにこの仕事に興味を持ったから、必ずしも自分のことではない、業務上で感じる様々なストレスへの耐性が弱いのではないか?

ま、もともと適性がなかった、というだけなのかもしれないけど。

社会人の皆さん、仕事辞めたい病にかかることはありますか。それとどう付き合っていますか。もういっそのこと、辞めちまったらいいんでしょうか。でも、辞めてからやりたいことが無いんです。辞めた後のビジョンがない中で辞める勇気もなければ、「ビジョンないけど辞めていい?」って夫に相談する勇気もないんです。

どのような形でもいいから、この病から抜け出したい。そのための「スペース」でもあります。この場所が病の治癒にどう繋がるのか、分かんないけどね。