スペース

まもなく不惑の女が惑いまくる様を記録する日記。

2022→2023

去年は予想外の部署異動により、だいぶ生活が変わった。正直、自分の職種的には今の部署の方が働きやすい。疑問、ストレス、いまだによくわからないこと、いろいろあるにはあるけれど、そこまで気に病むほどではない。どちらかというと自分の勉強不足・想像力不足でうまくやれなくて凹むことが増えたけど、それは自分の努力でカバーできるかもしれないから、しんどいけど受け止めてやっていくしかない、という感じ。しかし、ほんとに自分の無能さを突き付けられるのはしんどい。その点はしんどかったな。でも体調を崩す回数はめっきり減った。だいたいメンタルから体調崩してたからな。どうやって病休とれるかとか考えてたもんな。ていうか仕事辞めた過ぎてやばかったもんな数年前は。今でも「いつだって辞めてやる精神」は持ち続けているけれど。

10年以上続けてきた趣味をいったんお休みすることにしたのも、私としては大きな決断だった。暇になるかと思ったけど、案外そうでもない。それなりに穏やかな日々を過ごすことができている。また何かしたいなぁとは思うけど、何か、が何なのかは自分でもよくわからない。というか、お休みすると決めた後に異動が分かったので、スペースを空けないと新しいものが入ってこないってやつ…?と思ったりもする。

上半期はフォトウエディングを敢行したり近隣に旅行に行ったりできたし、下半期は夫が職場の試験を受けることになりそちら優先の生活で、一人行動が増えたけれどもそれはそれで良かった。コロナ禍になって遠のいていた東京にも久しぶりに行け、ずっと会えてなかった先輩に会えたし、お芝居を見ることができたのも非常に良かった。

というわけで、結構幸せな1年間だったように思う。夫と出会えてから人生上向き。夫と出会えてから精神が比較的安定した気がする。ありがたや、ありがたや。

今後どうしたいか、どうなりたいか、となると、結構難しくて、いやもう正直に言ってしまえば「早く隠居したい」「FIREしたい」の一言に尽きるのですが。とはいえ、仕事辞めたいモードは異動してから小康状態だしなぁ。でもずっとこの会社に居続けるっていうのもなんか…パッとしないっていうか…つまんないっていうか…あんまり人が選択しないような生き方をしてみたいっていうか…かといってそれは専業主婦でもないっていうか…働きたくないっていうより「いやな思いをしたくない」んだなということに、つい最近気づいたところですが、いやな思いをせずに生きていくなんて多分無理だし…いやはや、私はどうなったら自己実現できるんだろうか???

欲しいものもあんまりなくて、「我が家にないのはルンバと子どもくらいだな」とか思ったりするのですが(口が裂けても言葉には出せないが)。今のところコウノトリは来ておらず、来てほしいのかどうかもなんだかよくわからず、ただ単に「大多数の女性が取得している(ように見える)産前・産後休暇というものを私も取得してみたい」だけなんじゃねぇかと思ったりする…。動機が不純だなぁ。“日本における標準家庭信仰の話”を槙野さやかさんが過去にしていたけれど、私もその信仰=呪いにかかっているのだろうと思う。内発的な動機というよりは社会からの視線による思考。なんだかなぁ。

こういう自己内対話はぼちぼちぐるぐるやってはいるけど、これでも昔よりは考えなくなった。から、日記も書かなくなった。大学生のころ、手相が見れる人に開口一番「考えすぎだよ!疲れちゃうよ!」と言われたことを思い出す。昔より考えすぎないようになったのであれば、それは望ましい変化なのかもしれないけれど、どこかさみしいような、自分らしさが一つなくなったような気もする。

2023年はどんな1年になるのだろうか。どんな1年にしたいと、私は思っているのだろうか。実現可能性はおいといて、「いやなことがない」1年がベスト。仕事については、ゲッターズ飯田の占い的には、熟慮せずに今やめるのはNGのようなので、続けつつスキルは磨きつつ。自分が何にピンと来て、何にわくわくするのかのアンテナを張りながら、日々生活をしていければよいのかなぁ。旅行はしたい。あとは、放置している写真をアルバムにしたい。ジェーン・スーさんとお友達になりたい。引け目を感じる人に相対した時に変に卑屈になりすぎずに堂々と自分の思ったことを言えるようになりたい。運動の習慣がなくなったので何かしら運動はしたい。サウナに月3~4回行きたい。朝もうちょっと早く起きられるようになりたい。SNSをだらだら見る時間を減らして本を読むようにしたい。日々を穏やかに暮らしたい。自分のことをもうちょっと好きになりたい。もうちょっとマシな人間になりたい。