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まもなく不惑の女が惑いまくる様を記録する日記。

自分のいびきに首を絞められている

ここ5年くらいで、いびきがひどくなってきているような気がする。

スマホに目覚ましアプリを入れており、いびきは自動的に録音される。毎朝、起きたらトイレに行き、用を足しながらアプリを開いていびきチェックをするのがここ数年の日課なのだが、自分のいびきがどんどん爆音に近づいてきている。

独身時代は誰に迷惑をかけることもなかった。若かりし頃はよく友達の家に泊まりがけで遊びに行っていたが、「すごく息苦しそうだった」と言われることは多かったものの、いびきを指摘されたことはなかった。しかし、3年前くらいに、旅行で知人と同じ部屋に泊まった時に、初めて指摘を受けた。「お酒飲んだから仕方ないねー」という優しいニュアンスの指摘だったが、人から指摘されるとやはり気になるもので、目覚ましアプリで行ういびきチェックがますます念入りになった。ただ、念入りにチェックしたところでいびきが軽くなるわけでは当然ない。まくらを変えたりなんだりはしてみたが、月日の経過とともにひどくなってきているというわけである。

 

そして去年、人生の一大事、結婚にむけた同棲生活の開始。からの結婚。夫には、付き合いだした当初に、いびきがなかなかひどくなってきていることは自己申告した。夫は寝付くと深い眠りに入れるタイプだそうで「気にしないから大丈夫」と言ってくれていた。一緒の生活を開始しても、そのスタンスはほぼ変わらずでありがたいのだが、流石に毎日一緒に寝ていると、眠りが浅くなったタイミングで私のいびきが聞こえてくることがあるらしい。

あまりにも爆裂ないびきのときは、夫はさりげなく私の腕や肩や足を突っつき、いびきを止めるという手法を取り始めた。こちらも深く寝入っているタイミングに、覚醒しない範囲で突っついてもらえる場合には非常にありがたいが、そうでない場合は普通に目が覚めてしまう。昨日は4回も起こされた。

また、私も「申し訳ない」という意識が高まったせいか、以前よりも自分のいびきで目が覚めることが増えた。昨日はそれで2回は起きた。

朝起きて夫に「ごめん、昨日うるさかったね」と謝ったら、夫は私を起こしたことも忘れていた。もはや無意識レベルで私のいびきを止めにきている。

かたや、こちらはどうだ。外的にも、内的にも、覚醒しやすさが高まってきている。今朝はまじで寝た気がしなかった。

睡眠時無呼吸症候群かどうかは分からないが、このままだと確実に、私は自分のいびきのせいで、睡眠の質が悪化していってしまう。何をどうしたら良いか、大いに悩んでいるところなのだった。