胸の辺りのザワザワが苦しい

安倍元首相銃撃事件の衝撃がでかい。

1日経って容疑者側の情報が少しずつ出てきて、何だよそれ…（呆れと怒り）という境地に至るまでは、なんだか不安で、胸の辺りがザワザワして、悲しいような怖いような、複雑な気持ちだった。

まさか、日本で、こんなことが起きるとは、という、足元が掬われたような、地面が抜けたような、そういう不安感。ここは戦前かメキシコかよ、みたいな。日本終了のお知らせ、みたいな。

でも、インターネットの人々の「地下鉄サリン事件もあったし」というコメントを見て、「たしかに…」とも思ったり。テロや脅威は日本にも確かに在るのに、なんか、忘れていたというか、なかったかのようになっていて、「まさか、令和の日本でこんなことが」と思っていたところはあるかなと。

かといって、いつだって警戒して生活していくのも難しい。いや、世界にはいつだって警戒していなきゃ生きていかれない地域があるのも分かっている。しかし平和ボケした私には、それをやれと言われると本当にキツいな。そして世の中がそんなふうになってしまうのが怖いな。

東日本大震災のときにも、生きているのは当たり前のことではないのだ、と思ったけれど、自然災害と今回のことはやっぱり違うよなぁ…災害に備えるのと、人の悪意に備えるのとは、こちら側の心持ちが違う気がする。人の悪意に備える方が、なんか、しんどい。

そんなことばっか考えていてちょっと具合が悪くなった。昨日おとといとほとんどテレビを見なかった。ネットニュースも避けた。今日は選挙に行って神社に行った。そしたら「大祓」と大きく掲げられた茅の輪があったので、ちゃんと決められた通りくぐってみた。そしたら、ふっと気持ちが楽になった瞬間があった。

みんな選挙に行って神社に行こう。